アトピー性皮膚炎からおこる網膜剥離は、
若い方達の網膜剥離の主な原因になるくらいに増加しています
患者数の70%が15~25歳に見られ、その40%が両眼におこります。
思春期を過ぎても、顔のアトピー性皮膚炎がよくならない人に多く、
将来のある若者の視力障害を予防するために、
早期発見・治療が叫ばれています
ふつうの網膜剥離とは少し違い、
周辺の網膜だけが長い間剥離しているタイプが多く、
本人に自覚症状があまりない傾向があります。
また、白内障を合併している場合が多いため眼底検査がしにくく、
網膜剥離の診断が遅れることもあるようですが、
ボクシングの外傷で見られるような大きな網膜の亀裂(網膜裂孔)ができ、
急速に進行するタイプもあります。
アトピー性の疾患は、「掻いてしまう」外側からの刺激で起こります。
かゆみ対策、皮膚のケアとともに、
定期的な眼科検診が大切になってきます
かゆみ止め目薬で網膜剥離が予防できれば、何よりだと思います!