「目に異物が入った!」の続きです。
今回は、「気を付けなければいけない異物」について書いてみます
鉄粉が目に入ったとき
鉄粉は角が鋭いので、黒目に食いこんでしまうことがあります。
目をこすったりしないで、急いで医師の診療を受けることが大切です!
また、鉄粉が入ったままで放置しておくと、角膜が茶色に変色し、
一日で角膜や球結膜の異物のまわりにサビの環ができてしまいます。
このサビを十分にとらないと,痛みや刺激症状が続くことがあります。
薬品が目に入ったとき
薬物が目に入った場合、角膜障害の程度は、薬物の種類、濃度、
PHや目の中に入っていった時間によって異なります。
なるべく速く眼科で洗眼してもらいましょう!
石灰が目に入ったとき
石灰はアルカリ性の化学薬品です。眼に入った場合は、浸透性が強く、
角膜を腐蝕し、ひどい場合は、時間の経過とともに眼球内にも入り込んで
炎症を起こして失明にいたることもあります。
酸と違いアルカリは眼球内部へ入っていくため、非常に危険です。
すぐに受診して眼の中にどのような薬品が入ったか(その薬品を持って行く)知らせることです。
農薬が目に入ったとき
農薬が目に入ると,角膜や結膜組織が酸化され、
化学反応を起こして痛みとなります。
受診して、洗眼・治療をしっかり受けましょう!
どの場合でも、一刻も早い対応が必要となります
異物の情報を持って、眼科を受診しましょう!