おはようございます
名古屋も昨日から雪で、けっこう積もっています
きょうは、紫外線と目の病気について書いてみます
「翼状片」というのは、白目の表面を覆っている結膜が、三角形の翼状に、
角膜(黒目)に進入してくる病気のことで、中高齢者に多くみられる病気です。
自覚症状としては充血や異物感などがあり、
ひどくなると乱視や視力低下を起こします。
「瞼裂斑(けんれつはん)」は、白目部分にできる、
変性したタンパク質の盛り上がりです。
翼状片・瞼裂斑とも、UVを長年浴びることと加齢が主な原因とされ、
中高年に多い病気です。
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金沢医科大学のグループが、大洗海岸のサーファー110人を調べたら、
平均年齢33.8歳で、翼状片の有病率は10%、
瞼裂斑は92・8%と、若い世代にもかかわらず症状が出ていたそうです!
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今回の調査で、短時間でも大量のUVを浴び、それが蓄積されていくと、
発症リスクが高くなることが分かったそうで、
朝夕にジョギングをする人や、屋外で遊ぶ時間が長い子どもたち、
学生の部活動も条件によってはリスクが高まるため、
しっかりと対策をしなければいけないことが判ってきたようです。
サーファーはもちろんですが、今年のように雪が降ることの多い時や、
スキー場へ行く場合も、特に注意が必要です!
海や雪がある場合は、
直接浴びるUVにプラスして、反射UVも浴びてしまうので、
「しっかりとした機能のゴーグル+色の薄めのサングラス」を、
持っていきましょう
ふだんのお出かけの時にも、濃い色のサングラスより、
薄い色のものを使うようにしましょう。
これは、色の濃いものだと瞳孔が開いてしまって、
目が、より多くのUVを浴びてしまうからです。
また、「雪目」といって、一時的に強い紫外線に目がさらされたときに、
角膜の表面に細かい傷がつく症状にも要注意です。
きょうは寒いですが、元気にいきましょうね