酸素透過性がよいものが多く、
従来安全だと思われていたハードコンタクトレンズですが、
「日本コンタクトレンズ学会」と「日本眼感染症学会」が共同で行った調査では、
ハードコンタクトレンズは、2週間の使い捨てソフトコンタクトレンズの7倍、
重度の視力障害を残す危険性が高い、という結果になったそうです。
なぜ
答えは、使い捨てコンタクト・ユーザーは、コンタクトを全部使い切った時点で、
眼科で診察を受けて、新しいコンタクトを購入するのに比べ、
ハードコンタクト・ユーザーは、寿命が過ぎても使っていることがあり、
定期検診の機会が少なくなったり、コンタクトの調子が悪くなってから、
眼科を受診される方が多いから、と推測されています。
そのため、コンタクトレンズの劣化や眼球のわずかな異常に気付かず、
治療が遅れて、重い視力障害を残してしまう例が多いとのことです。
コンタクトレンズを使用されている方は、
異常がないと思っても、早めに定期的な診察を受けることを、
心がけましょう!