年をとると多くの方がかかる白内障。
レンズの役目の水晶体が、白く濁って見えなくなってしまうのです。
治療には手術しかない、とされていましたが、
少し前に、英科学雑誌「ネイチャー」に、
動物の体内で合成されるステロイドの一種ラノステロールが、
白内障に深く関係し、実験したところ、
白内障の縮小や症状の改善が見られた、
という論文が載ったのです
発表したのは、カリフォルニア大学サンディエゴ校の、
リン・ザオ博士らの研究グループなんだそうです
将来的には、
白内障は手術しないでも 点眼薬のみで完治する時代が、
来るかもしれませんね
また、日本などでは白内障を放置して失明するケースは、
ほとんど無くなりましたが、まだ 世界では、
全失明者の90%が発展途上国に暮らし、
その半数が白内障によるものであると言われていますので、
手術を受けられずに失明してしまう人の数を、
大きく減らす事ができるかもしれない
と期待してしまいますね