京都へ行った時に、歩いていたらたまたま、
「めやみ地蔵尊」と書いてあるお寺に遭遇したのです
祇園にある仲源寺というお寺です。
由来を読んでいて面白かったのですが、
このお寺は、安置された当時(なんと鎌倉時代です!)、
「雨止み地蔵」と名付けられていたのだそうです
大雨が続いて鴨川が氾濫した際、
当時の防鴨河使(こんな役職があったんですね)が、
地蔵菩薩のお告げにより洪水を防ぐことができたため、
この地に「雨止み地蔵」を安置したとのこと。
その後、信仰深い老夫婦の眼病を、お地蔵様が自らの右目に移し、
苦しみから救ったという逸話も知られるようになり、
目の悪い人がお参りするお寺になっていったのだそうです
「雨やみ」が転じて「目やみ」になったのかもしれませんが、
お地蔵様を見ると、右目が潤んで充血しているようにも見えるため、
「眼病で苦しむ人の身代わりになってくださる」と、
お参りされる方も大変多いとのことです。
京都へ行かれたら、ぜひ立ち寄ってみて下さいね
京都らしい、情緒ただよう界隈です