いりなか眼科では、目の症状に関する
小さなパンフレットを作っています。
先々週に引き続き、ドライアイその2です。
◆ドライアイとは?
ドライアイとは、涙の質・量が変化し、
その結果として目(角膜や結膜)の表面に
障害が出てしまう状態のことをいいます。
通常の目は、まばたきをすることによって
いつも涙が目の表面を覆い、乾燥やゴミ、
細菌などから目を守っていますが、
何らかの原因によって、涙の量が少なくなったり、
涙の成分のバランスが変化すると、黒目(角膜)が
乾いた状態になり、目の表面を保護できなくなっていまいます。
この症状をドライアイといいます。
自分では気づかないうちに、ドライアイの症状が
すすむことも多いようです。
日本人の約800万人がドライアイ患者といもいわれ、
オフィスワーカーの約75%がドライアイの可能性があり、
3名に1名がドライアイだともいわれています。
◆ドライアイの検査
目が乾く・疲れるなどの自覚症状が続くようでしたら、
ドライアイかもしれません。
ドライアイの自覚症状を直して、快適な毎日を過ごすためにも、
まずは眼科での受診をおすすめします。
ドライアイの検査方法には、
・涙の量をはかる検査
・涙の安定性をはかる検査
・目の表面の傷を調べる検査
などがあり、最終的に検査の結果と診断内容によって
ドライアイかどうかが判断されます。
ドライアイの治療については、また来週書かせていただきます。