目の病気というと、やはり白内障と緑内障が有名だと思うのですが、
意外と特徴や違いが知りたい、という方が多いように思います。
「白内障は目が白く濁ることらしいけど、緑内障は緑に濁るの」
と思われてる方もいらっしゃるかもしれません
整理すると、
白内障 …
目の中のレンズのような水晶体が白く濁り、
物がかすんだりぼやけて見えるようになる病気
緑内障 …
眼圧が上がることで視神経に障害が起こり、
視野が欠けたり狭くなる病気
じゃあ、どうして緑内障と言うの
については、
・緑内障にかかった人の眼球をよく見ると、青緑色に見える
ことに由来する
・昔の人は、緑内障のことを「青そこひ」と呼んでいた
・角膜がむくむと、瞳が青っぽく見えることに由来する
という説が多いですが、実際はそれほど緑や青には見えません。
・18世紀ヨーロッパでは、「濁る=緑色」と表現したため、
「目の中が濁る病気=緑内障」となった
・古代ギリシャのヒポクラテスが
「目が地中海の海の色のように青くなり、やがて失明状態になる」
と記述したことによる
・もともと瞳の色が青い人が、緑内障の急な発作で瞳孔が広がって、
濃い青に見えた
・緑と青の呼び方があいまいだった
など諸説あるようで、はっきりとは判っていません
そして一番の違いは、
白内障は手術でまた見えるようになりますが、
緑内障で欠けた視野は、二度と元に戻らないという事です
でも実は緑内障は、
40歳以上の日本人の20人に1人がかかる高確率。
発見が遅いと、見える範囲も小さくなってしまう、という、
悔やみきれないリスクを抱えています。
発見して進行を食い止めることが、とても大事です
目はかけがえのない器官です。
一年に一回は定期検診を欠かさないようにしましょう~