視界に黒いものが飛ぶ飛蚊症は、
多くが加齢などの生理的変化によるもので心配ありませんが、
中には、失明につながる深刻な病気の前兆の場合もありますので、
症状を感じたら、一度しっかり検診されるのがよいと思います
とくに次のような場合は、注意が必要です
黒いものの量が増えた、大きくなった
暗い場所で、稲妻のような光がはしる
急に視力が低下してきた
視界の一部が欠けている、狭くなっている
飛蚊症を起こす危険な病気
後部硝子体剥離・・硝子体が網膜から剥離するときに、
飛蚊症が起こります。
とくに近眼の人に発生しやすく、
女性に多く見られます。
50歳以上の人に多いといわれていましたが、
最近では20代でも発生しています
網膜裂孔・・・・・・・・後部硝子体剥離が起こると、
20%程度の割合で網膜裂孔が起こります
網膜の破れ目です。
網膜剥離・・・・・・・・網膜の破れ目を放置すると、
穴の部分から水分が入り込み、
網膜自体の剥離の原因に。
失明につながりますが、網膜には痛感がないの
で、痛みはありません
硝子体出血・・・・・・出血により影ができ、飛蚊症を自覚。
出血が大量になると、視力低下を起こします。
放置すると失明につながります。
ブドウ膜炎・・・・・・・目の中に炎症を起こす病気の総称です。
失明に至ることもあるので、注意が必要です。
目はかけがえのない器官です 検診を欠かさずに