目を閉じたり、動かしたりした時に、「目の端に光が走る」というものがあります。目を閉じていて光が眼内に入ってないのに、目の中に光を感じるような場合もあります。「視野の端のほうでときどき光がはしる」と訴えられる方が多いようです。
視界の中を光が走る原因は、網膜にある場合と脳にある場合があり「光視症」と言われています。
網膜に原因がある場合は、「糸くずや虫のようなものが飛ぶ」という飛蚊症と同様に、硝子体の変化が原因ですので、網膜剥離の前兆であることがあります。早めに受診しましょう
脳に原因のある場合は、大脳の血管のけいれんによる閃輝暗点(せんきあんてん)も考えられます。両方の同じ側に、のこぎりの刃のようにギザギザと光が走り、しだいに中心に向かって視野が欠けていきます。
目に何の異常も感じていなかった人が、突然何も見えなくなったということもありますので、特に頭痛がするなどの症状があった場合には、早めに検査を受けてください
目に光が走る症状は、重大な病気の前兆である場合がありますので、見逃さずにきちんと調べておきましょう!