近視矯正術は様々な方法がありますがレーシックが苦手とする超高度の近視や角膜が薄い場合も治せる方法として、ICL IPCL(フェイキックIOL)があります。コンタクトレンズのような小さなレンズを角膜の下にいれる方法で、 乱視や近視が強い人に最適な近視矯正術です。
- ・近視が強い方
- ・角膜が薄い方
- ・ドライアイの方で、視力をUPさせたい方
- ・近視の度数が-3.0D以上-23.0D以下、乱視の度数が-7.0D以下の人
- ・眼の病気(角膜・瞳孔・虹彩・ぶどう膜・網膜の疾患・白内障など)
がなく20歳以上の人
フェイキックとは水晶体があること、IOL(Intra Ocular Lens)とは、眼内レンズの意味で、水晶体を残して眼内にレンズを入れる手術です。
水晶体を残したまま、患者さんに一番適したレンズを入れるため、水晶体の役割である調節力(遠くから近くを見る為のピント調節機能)を失うことなく、視力矯正を行います。
この手術は、白内障の手術(白内障は、水晶体が濁り、ものが見えにくくなるため、水晶体の濁っている部分を取り除き、レンズを挿入します)を応用し、
炎症などの害を及ぼさない人工のレンズを眼内の角膜と水晶体の間に挿入することで、視力を改善させます。
別名、眼内コンタクトなどとも呼ばれています。
●フェイキックIOLの長所
- 1.負担が少ない
角膜を削ることなく、小さな切開からレンズを挿入します。
- 2.適応範囲の広さ
強度近視の方や、角膜が薄い方も手術可能です。
- 3.手術後も安心
必要に応じて、術後にレンズを交換することも可能です。眼内にレンズを置くため、ハードコンタクトレンズのように、日常生活の中で外れてしまうこともなく、違和感も全くありません。日々の面倒なお手入れも必要なく、半永久的にメンテナンスフリーで使用可能です。
●フェイキックIOLの短所
- 1.費用が高額
- 2.レンズが注文制のため、手術を決めてから3週間は待
たなければならない - 3.症例数が少ない
- 4.軽度の近視には適さない
- ・21歳~45歳ごろまでの方
- ・屈折率が-6D以上の近視の方
- ・緑内障・糖尿病網膜症・白内障など、目の病気の無い方
- ・コラーゲンに対するアレルギーの無い方
- ・妊娠・授乳されていない方
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- 1.手術の準備
手術室に入る前に、まず瞳孔を広げる目薬で瞳孔を広げる。麻酔の目薬を点眼する。
- 1.手術の準備
- 2.レンズの挿入
レンズを挿入する穴(3mm程度)
を開け、レンズを挿入する。 - 3.レンズの眼内位置固定
レンズを虹彩より内側に治める。 - 4.レンズ挿入後処置
緩衝材(ヒアルロン酸)を、目の外に出す。
※3か所の穴は、糸で縫合することなく、
眼内圧によって自然にふさがります。
合併症など
- レンズの位置ずれ
術後検査でレンズの固定位置がずれていたりレンズの大きさが適切でない場合はレンズの再固定や入れ替えを行うことがあります。
- 白内障
レンズに起因する水晶体の白濁が観察された場合はレンズを取り出し、白内障手術を行い、視力を改善させます。
- グレア・ハロー
強い光源を見た場合にまぶしく感じたり(グレア)、光の周辺に輪がかかって見えたり(ハロー)することがあります。個人差はありますが、手術後の時間の経過とともに慣れてくるといわれています。
※ 症状が出た場合は医師にご相談下さい。
頼れるドクター2021-2022に掲載されました。
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ICL IPCL(フェイキックIOL)について、よりご理解していただけるように、当院ではお一人おひとりの目の状態に合わせて、手術方法などについてのお話を個別にさせていただきます。
手術についてや不安なことなど、この場で何なりとご相談下さい。
どのような場合も、手術を無理にお勧めすることはありませんので、お気軽にご来院下さい。